テレビ東京・全国ネット番組【和風総本家】に「~修復の技~ニッポンの再生職人」と題して取材を受け250年前の絵画の修復作業を撮影して頂きました。
平成26年3月に放送されました。
渋川市指定重要文化財に指定されている真光寺の涅槃図の修復において毎日新聞社より取材を受けました。
1842年(天保3年)に画かれた涅槃図は縦4,50cm横4,18cmの大幅で、1年と4か月の歳月を費やし無事修復が完了いたしました。
完成した当時の雰囲気をよみがえらせたい、とのご住職の思いを本紙の修復と、同時に廻りに使用されていた裂地の復元を古い裂地を元に行いました。
よみがえった裂地は豪華絢爛すばらしいの一言です!
群馬県指定史跡の中に、銀箔の上に岩彩で竹林を画いた作品。
盛り上がった節を持つ成熟した竹に、青々とした葉が茂り、絶妙な間で絵描かれていました。
修復前は描かれている和紙の劣化が原因で大きく避け、大変危険な状態でした。
「伝統技術による表装と修復の世界」と題して高崎シティギャラリーにて親子二人展を開催致しました。
平成に入ってから表装・修復した作品、を中心に115点を展示いたしました。
三日間で1000人を超える来場者に心から感謝いたします。
若い世代や子供たちに、どのようにして日本の絵画などが守られているのか、日本の伝統文化・技術など知ってもらえる良い機会と思いお引き受けしました。
修復工程をモニターで説明。
生徒さん達に直接手漉き和紙をくばり、実際に和紙をちぎり、和紙の特徴や強さを実体験してもらいました。
裏打の体験を生徒さんにも体験してもらいました。