茶掛け表装

茶掛け表装のご紹介と修理・修復

正式には、草の仕立てとなり、柱の部分が細く「輪補仕立て」と呼ばれています。
茶掛けの表装から、古く傷みのある茶掛けの修理・修復なら信頼と実績の清心堂にお任せ下さい。

茶掛けの由来

千 利休は『茶掛けは輪補にかぎる』との言葉を残しています。
その言葉が広く伝わり、輪補仕立て=茶掛けと言われるようになったと思われます。
小堀 遠州は柱の太い行の仕立てを好んだと言われております。

草の仕立ての種類

草の仕立てには、草の行・草の草と2 種類あり、草の草は一文字と風袋が付きません。

草の行 輪補仕立て(縦物)

草の行
輪補仕立て(縦物)

草の行 輪補仕立て(縦物)

草の行
輪補仕立て(縦物)

草の行 筋分け輪補仕立て

草の行
筋分け輪補仕立て

色紙などを台紙に嵌めこみ仕立てる

お手持ちの色紙など小さい作品を茶掛けにしてみませんか?
色紙を薄く剥がして掛軸に表装出来ます。

台嵌め輪補仕立てのエピソード

利休の師匠とも言われる武野紹鷗は、ある日利休と万代屋・宗安邸を訪れます。
宗安は不意の来訪で庭の掃除が行き届かなかったため「八重むぐら」の色紙を掛軸に張り付けて、それを掛けたところ、両人はいたく感動したと、伝えられています。
台嵌め表具は、これから始まったとも言われ、この形の仕立てがとても流行ったとも言われています。

台嵌め輪補仕立て

台嵌め輪補仕立て

茶掛けを引き立たせる「名物裂」と「軸先」

角倉金襴

角倉金襴

畠山金襴

畠山金襴

竹屋町金襴

竹屋町金襴

利休緞子

利休緞子

荒磯緞子

荒磯緞子

独楽繋ぎ緞子

独楽繋ぎ緞子