『掛軸の修理・修復(湛海 不動明王図)②』 掛軸 修理・修復 2020年2月12日(水) 上記の写真は本紙裏にから十分な水分を加えた状態で、薄っすらと筋のように見える無数の線は過去の横折れ、横切れの修復跡です。修復を始める前から相当困難な作業になると十分に想像が出来る状態で、正直怖さを感じるほどでした。 古い裏打ち紙の除去は想像をはるかに超える難易度でしたが全ての裏打ち紙の除去は出来ました。しかしながら課題を残した状況です。下記で簡単にご説明いたします。 画の下の部分は水分を加えれと泥状態となり、また過去の2回の修復が複雑に入り組み表現は適切ではありませんがぐちゃぐちゃ状態で何とか過去の状態までにする事ができました。 今回の修復で分かった事は過去の修復が2回は行われていた事、1回目の修復時に横折れの補強を本紙直に行っていた事がわかりました。、修復にあたり除去をこころみましたが劣化がいちじるしく本紙を傷める危険があるため全ての除去は断念し裏打ち作業に入りました。 << 掛軸の修理・修復(湛海 不動明王図)① 掛軸の修理・修復(湛海 不動明王図)③ >>