『掛軸の修理・修復 涅槃図 ④群馬表装保存修復組合 事業』
掛軸の修理や修復を行うにあたり最も難易度が高い作業が裏打ち紙の除去で、最も神経を使う作業となります。 この作業が終わり欠損部分などに本紙の一部となる補紙を埋め込み最初の裏打ちを行います。裏打ち紙は岐阜県美濃市で漉かれている薄美濃紙を使用します。糊は指定文化財に使われるじん糊を炊いて使用します。

精製された小麦粉澱粉を1時間前後の時間をかけてゆっくりと炊きます。防腐剤等の科学的なものは一切入っていないのでその日に使う分だけ炊きます。
←

炊きあがった糊は一度自然に冷やして固まったあとこして使用します。

こした糊に水を加えて適度な濃度にして最初の(肌裏)裏打ちを行います。

裏打ちが終わると仮張りと呼ばれる和紙を何重にも貼り重ね柿渋を塗った道具に張込み自然乾燥させます。